税理士相談は法人税と資産税の論点整理から
2026/07/28
税理士相談は法人税と資産税の論点整理から
税理士に相談する価値は、申告書を作る場面だけではありません。2026年版の税務相談資料では、法人税と資産税の判断に迷いやすい論点が取り上げられています。さらに、2026年度税理士試験ではオンライン申請の導入も話題になっており、税務の現場は手続き面でも変化しています。だからこそ、相談前の整理が結果を左右します。
目次
- 法人税相談で先に固めたい取引の前提
- 資産税で迷いやすい名義と評価の整理
- 税理士に相談する前の資料づくり
1. 法人税相談で先に固めたい取引の前提
法人税の相談では、「経費になるか」だけを聞きたくなります。けれども税理士がまず確認するのは、支出の目的、契約書、請求書、支払日、社内での承認記録です。
たとえば、役員への支払い、外注費、交際費、設備投資は、同じ支出でも扱いが変わります。法人税では、事業との関係や証拠書類の残し方が大きな判断材料になります。
辻・本郷税理士法人の2026年版税務相談事例集でも、法人税に関する実務上の迷いが扱われています。教科書どおりに見えても、実際の取引では条件が少し違うだけで結論が変わることがあります。
2. 資産税で迷いやすい名義と評価の整理
資産税では、相続や贈与、不動産、株式などが関係します。ここで見落としやすいのが、名義と実態のずれです。通帳の名義、資金を出した人、管理していた人が一致しない場合、税理士は事実関係を細かく確認します。
資産税の相談では、次の資料があると話が進みやすくなります。
- 不動産の登記事項証明書
- 固定資産税に関する資料
- 預金通帳や残高が分かる資料
- 贈与や売買に関する契約書
意外にも、評価額そのものより「誰の財産として扱うのか」が先に問題になることがあります。早い段階で税理士に確認すると、後から資料を探し直す負担を減らせます。
3. 税理士に相談する前の資料づくり
税理士相談を有意義にするには、質問を短くするより、前提をそろえることが大切です。個人事業主なら売上台帳、経費の領収書、控除に関する資料。法人なら試算表、総勘定元帳、契約書、借入金の返済予定表が役立ちます。
2026年度税理士試験でオンライン申請が導入されるように、税務の周辺手続きもデジタル化が進んでいます。相談資料も紙だけでなく、PDFや会計データで整理しておくと確認がしやすくなります。
桂川淳税理士事務所としても、税理士への相談は「何を聞くか」だけでなく「何を見ながら話すか」が大切だと考えています。法人税も資産税も、早めに論点を分けておくことで、判断の精度が高まります。
まとめ
税理士に相談する前は、法人税なら取引の目的と証拠資料、資産税なら名義と財産の実態を整理しておきましょう。税務は一見似たケースでも、契約書、支払時期、管理状況で扱いが変わります。迷いを抱えたまま進めるより、資料をそろえて早めに相談するほうが安心です。
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桂川淳税理士事務所
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